“もしスピリチュアルな何かが、科学を反証したら。”
虹彩研究者のイアン（マイケル・ピット）は、自分の運命の瞳を持つソフィーと出会い恋に落ち、彼女を探す。科学では証明できない不思議な力で再会した二人は結ばれ、幸せになると思われていたが…。
マイク・ケイヒル監督の中でも一番人気の今作を満を辞して鑑賞。すごく面白かった。科学では証明できていない進化論や輪廻転生。それを虹彩と関連付けて真実を探す男と、それでも抗うことのできない不思議な出来事の連続。ラストシーンがRedioheadの音楽と共に素敵過ぎて余韻が凄い（歌詞の最後はI will see you, in the next life）。科学で説明出来なくても何かを”感じる”事が確かにそこにはあった。
大好きなスティーブン・ユアンと共に、マイケル・ピットやブリット・マーリングの演技も素晴らしく、何より監督前作もそうだったけど、答えを曖昧にして観客に投げかける脚本が心地よい。翌日とかにふと思い出した時にどんどんエモい気持ちになる。あと、エンドロール後の皮肉も笑う。
