パン

沈黙ーサイレンスーのパンのネタバレレビュー・内容・結末

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

観るつもりはなかったけど、朝起きて、あ、沈黙観に行こうって、急に思い立って。
3時間もあるのか〜なんて思いつつ、観てみるとあっと言う間。
知識のない自分でも、理解?できました。
いちばん深く響いたのは、主人公が師と再会したときの『人の心を(操って)変えてしまうことは拷問よりも酷いことだ』ということ。人に思いを強要したり、自分の思っていることは他人も同じだという思い込みをしたり。。。
「重い内容」というより、、現代で軽く捉えられている ザビエル 。が広めたキリスト教。その布教について、学校教育では深く学びません。彼らがどういう思いを持って広めたのか、日本人にどういった迫害を受けたのか。それを想像したことすらなかった。
この映画を観ると、それを日本人の目線、として、布教する者の目線として、考えることができます。
今、宗教の自由があるからこそ、そこに至った背景を知る、考えることで、そのありがたさを感じ、改めて当たり前に存在するものを、強く、大切に捉えられるようになる感触があります。
ひたすら考えながら観るひと、そこに入り込むひと、いろいろな観方があっていいと思います。
ひとこと、映画館で観られて良かった。
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