このレビューはネタバレを含みます
欧州の覇権主義を背景にした奴隷貿易の側面を隠し、ことさら宗教弾圧のみクローズアップしたステレオタイプのプロパガンダ映画かと思いきや、キリスト教の信教をとことん馬鹿にした映画である事にマーティン・スコセッシすげえと思うわけです。
そして遠藤周作への興味も湧きました。
キリスト教方面からの批判を避けるためのラストはあれど、あれ隠れ蓑だからね。
映画の演出で特徴的なのが、作られたBGMの排除。自然の音のみがこれ程効果を生むのかと感心させられるのでした。
塚本晋也さん、浅野忠信さんの存在感高く、なによりイッセー尾形さんの怪演は強烈な印象
日本人俳優すげえです