このレビューはネタバレを含みます
ヴァンサン・カッセルが見間違いじゃなかった良かった…wwwロシア舞台で彼が出てくると思わなかったのですよ。
あと、軍服姿のトムハに何か既視感…と思ったら、「若き獅子たち」のマーロン・ブランド。マーロン・ブランドの一見冷たそうな鋭い目線の中に篭っている情熱。そこがデジャヴだなぁ。
原作ありきなのでココに文句を言ってしまっては元も子もないんだろうけど、少し情報詰め込みすぎ感が…。だけどしょうがないよね。このソ連の鬱屈した空気感が、アンドレイ・チカチーロという怪物を生み出してしまったんだから。それを一作で語ろうとするから駆け足になるんだろうなぁ。
トムハもゲイリー・オールドマンも、スターリンには抗えない。それでも、真実を知るために、真実を伝えるために奔走する。
ラストの女の子二人の決断。
父母を殺した張本人じゃないとわかっていても、よくトムハに付いていこうと思ったなぁ。あの鞄を携えてたとしても、私にできるだろうか…?と。