評価が低いのは知ってたが、ドラえもんは好きなので半ば怖いもの見たさのノリで鑑賞
この映画を監督した大杉宣弘氏曰く、
「作りようによっては深刻なお話になるので、絶対に明るい作品にしようと考えていました」
まぁ、わからなくはない。
「小学校高学年までを意識して作っています。まんがやアニメは本来、子どものものであって、子どもに返してあげたいという思いがありました。大人の意見がどうしても入って来やすいので大人向けに行きがちなんですが、そこは踏ん張ろうと(笑)」
観客を、いやそれ以前に子供を舐めているとしか思えない 。この映画を観て喜ぶ小学校高学年が果たしているのだろうか。
大杉監督は、とにかく大人のためではなく子供のためにと思って映画を作ったそうだ。ネットのインタビュー記事を読む限り、とにかく大人は無視したかったようだ。
だがその子供を劇場に連れていくのは一体誰だ?
入場料を払うのは一体誰だ?
良い子供向け映画とは、大人になっても子供心を忘れずに楽しめるものだと思う。子供を劇場に連れてきた大人たちは果たしてこの映画を楽しめたのだろうか。
私は映画を(少なくとも観てる間は)あまりビジネスとしては考えたくないし、どんな映画であっても製作者には当然敬意を払うべきである。
しかしこれは最早ビジネスと呼ぶのもおこがましい、ろくでもない最低な脚本とTVアニメレベルのアニメーションから成る何かだ。
あまり言いたくはないが、製作を指揮する者の姿勢からして敬意を払おうとも思えない。
妥協する言い訳に「子どものため」と平気で口にする神経が理解できない。漫画を、そして映画を何だと思っているのか。
擁護のしようなど欠片もない。最低極まりないクソ映画である。
filmarksで1.0をつけるのは初めて
インタビュー記事のリンク
https://s.animeanime.jp/article/2015/03/06/22237.html