Kiki

不屈の男 アンブロークンのKikiのレビュー・感想・評価

不屈の男 アンブロークン(2014年製作の映画)
3.5
〈第二次世界大戦〉負の歴史に関しては、いろんな方向・視点から見て受け止めるべき……次の世代に伝えなければならないと思うのです

公開について、すったもんだがあった映画ですが…観れば分かります
これは《くじけない男の真実の物語》です!

「苦しみは一瞬、それが一生の栄光を呼ぶ」
と言う主人公に向けた台詞があるのですが…
実在のモデル、オリンピック選手のルイ・ザンペリーニの運命に起こる出来事は一瞬どころか、苦境の連続だった
海に不時着し漂流サバイバル
日本軍の捕虜となり収容所での虐待映像が冗長
居心地悪い映像が虚飾なしだから胸をえぐられる

本当に絶食で痩せたの?
驚愕!ドーナル・グリーソンの肋骨
(⊙_⊙)‼︎

戦メリの坂本龍一さんを思い起こすような
冷血美男子のワタナベ伍長を演じるmiyaviが綺麗すぎること、主人公オコンネルの丹精な顔立ちが町のならず者には見えないこと、捕虜のアメリカ兵たちがドロドロなのに髪型はピシッと決まっていること…そこは美意識の高いアンジー監督さすがです!
見ながらツッコミ入りましたよw


本編の最後に終戦後…解放されたザンペリーニさんのPTSDを患いそこからのメッセージ……
これが私の場合 最高に胸が高ぶったポイントでした!
なぜ憎む相手を「許す」ことが出来たのか?
確信部分の追記(追求)が、ちと物足りない感がした
Kiki

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