kohei

やさしい人のkoheiのレビュー・感想・評価

やさしい人(2013年製作の映画)
4.0
この展開は予想外すぎてヴァンサン・マケーニュばりに生え際後退しかけた。てゆうか『女っ気なし』にしても本作にしても、誰が邦題考えてんのよ…。思いきりがすごいしセンスもまぁまぁいいけども。『女っ気なし』を観ているときにもしかするとそういうことが起こるかもしれないと想像した狂気的なことがそっちでは結局起こらなくてこっちでは起こってしまう。この2作の作劇における乖離を表と裏、光と闇に感じる瞬間はありつつ、同じ監督が撮っているのだから結局は同じものが根底にある。本質的な「孤独」と「寂しさ」、そして「夢」。ふたりの間にだけ存在する世界があると、そう信じたい。
kohei

kohei