フランケンシュタイン　ノーカット完全版の玉子とじのレビュー・感想・評価

ケネスブラナーの方とこちらを借りて見比べました。産み出された怪物の苦悩に焦点が当たっていて、個人的にはこっちが好き。怪物が健気で、博士の夢枕に立つ場面は胸が痛みます。その後の台詞にも。そして博士がひどい。怪物がちょっと怪物として大丈夫なのってくらい美青年で、それが余計に愛されない悲愴感を際立たせているような。キャッチコピーの「愛さないのに、なぜ作った」が全てを物語っている。閑散とした景色が美しい。