玉子とじ

サンセット大通りの玉子とじのネタバレレビュー・内容・結末

サンセット大通り(1950年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミザリーと言うのは簡単だけど違いますね。貧乏な脚本家が過去の栄光に縋る女優と暮らす、というか飼われる話。
すごく脚本が良い。登場人物達の関係性も面白い。下手したら散らかりそうな設定ですが、きちんと一本筋に上手くまとめてある。
ノーマとマックスの関係も良い。元監督で元夫で、召使いで、それに肯定してもらうための元…女優。
自分が起こした殺人事件に集まった記者達のカメラを喜ぶ姿、最後のクローズアップは息をのんでしまいますね。
とにかくノーマの演技が凄いです。目が。
ノーマを怖いと思うか哀れと思うかは観る人によって違いそう。私は、没落して狂った哀れさが美しいなと思いました。
名作と言われる理由が納得出来ますね。本当にシンプルに台詞など、脚本が面白いから、今見てもお話が面白いですね。
玉子とじ

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