『狂い咲きサンダーロード』『夜をぶっとばせ』に並ぶ80年代ロック&不良映画だけどぜんぜん評価されていない不幸な作品。和泉聖治監督の一般映画第二作でカメオで顔出し(ただしサングラスで)してる。
大阪のあぶれもんの溜まり場のようなライブハウスで音楽に目覚めグルーピーと化した女子高生がヤバいバイトをしながら東京のオーディションに送り出しだけど、落選しさっさとサラリーマン化したメンバーに「なめたらあかんよ」と夏目雅子ばりの啖呵をきるまでの話。
啖呵をきった後、自分のほうが傷ついた主人公のレイ(渡辺祐子)が大阪へ帰る夜行バスのシーンでかかる「大阪で生まれた女」がこころに沁みます。
またこころ優しいちょっと間の抜けたツッパリ(デビュー作)我王銀次さんが早死にしたためか涙が出そうになつかしい。