TATSUYA

彼の見つめる先にのTATSUYAのネタバレレビュー・内容・結末

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

なんてキラキラしたボーイミーツボーイなんだ。

彼らが、登場人物全員が、きっとあの瞬間のために存在したんだって思える。
いじめっ子1人とっても、過保護な親をとっても。

人間ってのは、自分の特性を受け入れた時、本当に強くなるんだと思う。
この映画の主人公であるレオナルドにとっては、それは盲目であることじゃなくて、ゲイであることだった。
きっと、もう何年も、十何年も前に彼は盲目であることなど受け入れ済みだったのだと思う。
だから、それによる親の過保護に反抗的だったのだろうし、「同じにすればいいのに」と言っていたのだろうな。

青春、同性愛、盲目、、色んな要素の中、登場人物が抱えてる悩みはすべて、ティーンが持つ、そのものだった。
少年少女の葛藤は本当に美しい。
それをまるっとすべて、見る人が受け取れるように作られてるから、素敵だと感じるのだろうなあ。

あー幸せ。彼らが幸せで幸せ。
あんなラストある?本当に。幸せでしかない。

「もし誰かにキスされたのなら、お返しをしてみたら?」

こいつーーーー!最高だぞガブリエル。



2014年公開?いやいや、遅すぎたでしょ。本当に名作だと思います。
TATSUYA

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