WAKO

彼の見つめる先にのWAKOのレビュー・感想・評価

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)
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盲目の生徒が(からかわれもするのだけれど)、当たり前にクラスにいること。
同性愛(これもからかわれる対象のようだけれども)を、隠すことなくあっさり表現できること。
これが今のブラジルの社会では当たり前なのかしら。
だとすれば、めちゃくちゃ先進国と言える。
以前、日本のドラマや映画には車椅子の人間は何か物語上意味がない限り出ることはない(エキストラとかではほぼ出ない)、現実には普通にいるのに。という話を聞いたことがあり、考えさせられるテーマだなと。
それに加え、ここ最近テーマとして多い同性愛。
どちらも重くなりがちなテーマでありながら、軽めの仕上がりになんとも言えない心地よさ。

それにしても、ラストの破壊力。
組んでた手を繋ぎ直すシーンにやられた。
名場面だ。

自分の可能性や世界を広げてくれる人と出会えるかって、すごく大切な事だな。
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