女囚さそりあしたのジョーピアニスト
ドイツ刑務所が舞台ですが昭和の質感が懐かしく、ところどころ脳内で特に暴力シーンを梶芽衣子に変換して鑑賞。
丹下段平の代わりに、RBGが出演したと錯覚するような、老齢のピアノ教師とアバズレ天才肌ピアニスト女囚のぶつかり合い。
レビューを見ると、最後のシーンばかり賞賛されてますが、そこに至るまでの我慢が昭和の任侠映画を彷彿とさせます。
登場する人達はろくな人達がいませんが、とにかく最後まで観る価値はあります。
ドイツ映画らしく、全体的にそっけなく、サービス精神が感じられませんが、クラシックに関係なく、鍵盤音楽の断片をところどころ楽しめました。
ヒロインがもうちょっと美しければ良かった、残念。
十数年前に坂本龍一さんのピアノコンサートを観たのを思い出しました。教授もこれくらいアグレッシブに演奏して欲しかった。😅