ドイツアカデミー賞の作品賞と主演女優賞を獲った、と書いていたので見てみようと思いました。
根本的に、ジェニーの過去とピアノは嫌な思い出に直結しているのだから、機会が与えられてもジェニーが自分からピアノを弾きたい気持ちになる、というところに疑問でした。
そしてラストの演奏を見ても、彼女の怒りをぶつけた演奏法は観客を魅了したのだから、
クラッシックに拘らなくても、彼女を怒りの表現を活かした前衛的な芸術家として育ててる事もできたんじゃないかと思う。
たぶん先生役の人が主演女優賞を獲ったのでしょうが、そこは納得だけど、映画自体は、なんだかクリューガー先生が、ジェニーの本質を活かすというより、自分の筋を通そうとした…という話に見えてしまって、もう一つ入れませんでした。