ramu

4分間のピアニストのramuのレビュー・感想・評価

4分間のピアニスト(2006年製作の映画)
3.7
「4分間のピアニスト」
久々に良い邦題だと思いました。

ピアノ映画では珍しく暴力的で荒々しい。
でもこの荒々しさがラストの"4分間の演奏"で音楽と融合していく。

多くの人が想像するピアノ演奏とは異なると思います。
用意された楽曲をいかに減点なしで、表現力で加点していくコンテストには決して向かないというか絶対にありえないこと。

でも素晴らしいんですよ。
いや、素晴らしいというより、か、かっこいい。
なんだこれはと唖然としてしまう。
予めある楽譜を高度な技術や表現力で弾くことも素晴らしいけど、音楽家、芸術家とは本来、自分自身そのものを表現するものだとジェニーというキャラクターに教えられた気がした。
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