せびたん

人狼ゲーム ビーストサイドのせびたんのレビュー・感想・評価

3.5
普通におもしろかったんでびっくりしてます…( ˙-˙ )
土屋太鳳と森川葵を愛でる映画でもありました。他の出演者の方々も含め、役者さんを見てる限りは邦画の未来は明るいなって思えてうれしくなります。

前回は村人サイドから描かれてたせいなのかやたらブルーなシーンが続きましたが、本作は狼サイドから描かれてました。見比べますとやはり村人サイドから描くほうが見せ場の作り方は難しかったはずですね。前作、がんばってたんだな。好きではなかったけど。そう思います。

話の結末も途中からなんとなくそうなる気はしてたけど、斬新な形でした。
その結末の後の土屋太鳳のシーン(土屋太鳳作詞作曲の歌を本人が歌いながら歩く)もおもしろかったけど、あれはなんか違う気はしました。なぜホラー映画なのに妙に芸術作品ぶるのか、みたいな割り切れなさ。きらいじゃなかったけど。

本作、めっけものって感じでした。よくできてました。欧米のB級ホラーと遜色なかったのでは。私の好きなタイプの作品でした。

そういや本作だけのことじゃなくて邦画全般のことだけど、日本人てこういう状況になっても泣き叫んだりしないと思うんすよね。
そんなことは分かってるけど泣き叫ばなきゃ映画にならない、輸出できない、てことかもしれないんですが。
私だけかもしれませんが違和感持っちゃいました。

それで思ったんですがリングが妙にしっくりくるのは恐怖に晒された時の対応に共感できるせいではないかと(泣き叫ばない)。
リングの、映画的には地味な怖がり方が妙にリアルで怖かったということに、本作のことを考えていたら気づきました。ついさっき。

ところで。欧米人もさすがに欧米のホラー映画みたいには泣き叫ばないっすよね…^^;
日本人のシリアルキラーがあんなふうに泣き叫ばれたら、腹立つかパニくるかして速攻トドメさしそう…笑
せびたん

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