さくもち

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのさくもちのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

わたしはこの邦題がとても好きだ。
映画を観たあとも好きだ。原題よりも好きだ。

付箋で物事を伝えてる死んだ妻からの、ひとつの付箋。
解釈はいろいろあるだろけれど、わたしは浮気してた妻からの分かりやすいメッセージだと思ったし、冷蔵庫の雨漏りと雨はリンクに感じる。
(実際そうじゃないかもしれないが笑)

映画の感想なんて、人それぞれだし、正解もない。
どう思おうが自由だから、わたしはわたしの感想だ。


アートな映像作品だな、と感じた。
破壊がキーになっているが、観終えたわたしには、破壊以上に、グッときたシーンはたくさんあった。

音楽もすごくいい。焦らし加減も。

終わってすぐに、劇場で2回目を観たいと思ったのは初めてかもしれないと思う。


ルイスくんが死ぬほど格好いい。彼の今後に期待。




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2017.03.22.



2回目の観賞を終えた。

観終えたあと、頭を抱えた。
どうやらわたしは、この作品がたまらなく好きなようだ。
とても好き、3回目観たいってすぐに思ってしまった、、。
ただ頭を抱えたのは、なんでこんなに好きなのか惹かれるのか、全く分からなく言葉にしきれないからだ。


1番好きなシーンは、カレンの職場にいく際、車中でハートを爆音で流しているシーン。意味はない。ただ好きなシーン。
焦らしがたまらない。止めないで~!って思ってしまう。


2回目の観賞では美術性、色の使い方、視点がすごく観てて楽しかった。
グッときたのは、ジェイクが水色のシャツに着替えてから、部屋にある水色の小物がすごく目立つようになる点。まさにカラーバス。
タンス?の上の赤い電気スタンドなんて、水色とのコントラストとして最高。
まるで水色が雨の日、赤色は晴れた日のようだった。
どちらも後に破壊するのだが。


雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

他の人のレビューを読んでいてハッとしたのだが、この文章、どちらにせよ会えないんだ、、。
不倫相手とは中絶をして、完全に決別した最後の付箋だったのだろうか。
ますます謎は深まる。

ジュリアの姿が散りばめられたように出てくるのも、もしかして雨の日は映らなくて、晴れてる日は想ってるから映ってるとかなのだろうか?
3回目を観れるなら確認したい。気になる。

傘を指して歩くような雨の日は見当たらないものの、車の窓に雨粒がつくシーンがあるので、ちゃんと雨の描写もある。気になる。

いろいろ気になる!!!

とりあえず2回目はより最高だったし一瞬だった。
さくもち

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