いい意味で邦題に騙された。
妻を失った悲しみから立ち直っていく主人公を描いたハートフルな映画なのかと思っていました。…全然違いますね笑
中盤からはとにかく分解して壊すばっかりでなんとも言えない爽快感がありました。昔、障子に穴を開けていた時のことを思い出しました。
大切な人を失ったのに、悲しみが全くない。私はそれほど抜け殻だったのではないかと解釈しています。考える余地がないほどに。深く奥さんのことを愛していたが故に、奥さんのいない日常が非日常と化してしまったのではないでしょうか。なんとも考えさせられる映画だった。
終盤は泣けます。
対照的に、街中で音楽を聴いてるシーンはおもしろくてお気に入りのシーンかな。