きみどり

ローズの秘密の頁(ページ)のきみどりのレビュー・感想・評価

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『ライアンの娘』+『マグダレンの祈り』

アイルランドにおけるカトリック教会やコミュニティの、とくに女性に対する抑圧は繰り返し描かれてきたテーマだけれど、やはり改めて観ると辛いとしか言いようがない。
何が腹立つって、性欲の暴走を若くて美しい(そして賢い)女性のせいにする謎のロジックを男も女も振りかざすところですよ…。

急展開のハッピーエンドはややご都合主義な感じもしたが、ああでもしないとローズの人生に救いがない。
そもそもあの神父が改心するとはとうてい思えないのよ…。とはいえ嫉妬心と自己欺瞞に煩悶するテオ・ジェームズをはじめ、俳優陣はみな良かった。
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