ボロ泣きしました。
正直に言って、よくある恋愛映画なんだろうとたかをくくっていました。
交通事故で四肢麻痺になった男性とサポートする女性…
そんな男女の心の変遷を描いたラブロマンス、かと思いきや、実態は更にヘビーでした。
実際どうでしょう。
交通事故による四肢麻痺。
私には起こらないと考えているなと、改めて考えさせられました。
僕がもしウィルの立場で、言うなれば、生を強いられていると、そう感じる立場であれば、僕は振る舞いを変えたりするのでしょうか。
この作品については賛否両論あるそうですが、もっと淡白に、1人の男性がどの様に考え、1人の女性がどの様に関わり、2人がどの様な結論を出したのか。
そう受け止めた上で、自分自身に当てはめるのが良いのではないかと感じました。
彼らを批判する事は出来ないし、忘れ去る事もすべきでないでしょう。
しっかりと受けとめて、僕なりに考えたいと思いました。
お気に入りの服を着て、お気に入りの歌を聴きながら踊る男女。
周りを見渡すと、そこは深い霧に包まれ、鬱蒼とした森の中、足下は泥だらけ。
確かに人は、なんて所でと悲観的に思ってしまうかもしれませんが、2人にとっては、お気に入りの服とお気に入りの歌で踊る、最高の一時だったんだと。
ただそれだけだったんです。
深い余韻に浸りたい、そんな方におすすめの作品です。
