このレビューはネタバレを含みます
仕事を探すルイーザ(女優:エミリア・クラーク)が、約半年車椅子生活となったウィルのお世話の仕事をする話。
非常にシンプルな話で、2時間の中に色々と詰め込む映画より好印象だった。
2時間かけてゆっくり二人が打ち解けあっていく描写があったからこそ最後とても心打たれた。
一般的には身体障害や安楽死などを考えさせられる映画だと評されている思うが、私は、安楽死直前にウィルがルイーザに伝えた「僕の人生は最高だった(だからこそ今の自分を受け入れられない)」という台詞にドキッとした。自分の人生はそうなっているだろうか、と考えさせられた。
ウィルの気持ちはわかる。「君を縛りたくない。ボクのために普通の幸せを逃すなんて、いつか君が少しでも後悔するのを見たくない。妙な格好で歩き回る君や、裸の君を見ても何も出来ないなんて、どんなに抱きたいか君には分からない。このまま、生きられない」。ルイーザが26歳だからこそ、ウィルはこう思ったのだろう。熟年夫婦であれば違う気持ちになるのかな、と思った。
なお、パトリック(ルイーザが7年も付き合っている彼氏)がクラークの旅行を引き止めたが、ルイーザは「大切な旅行なの」と旅行を強行。そこでキスしとるんかい、とはなった。
最後のエドシーランは秀逸でした。