観終わって後悔しています。劇場で観るべきでした。
みなさんの評価のとおりヴィジュアルが素晴らしい。こういうのは劇場で観ないともったいない。
去年の5月くらいから映画を観始めて1年目に分かったことは「観たい映画全部は観きれない」。全部観るために立てた緻密な計画に従っても結局全部は無理だから、その時の気分で観たいものを観るのが一番良い、というのが教訓でした。見逃したものは数ヶ月後に出るであろうDVDレンタルで拾えばよいと。
忙しくて映画館に行く頻度が落ち逆にDVDで観る頻度が上がった2年目の最近に分かったことは、映画を観る環境としては映画館がやっぱり良い、ということ。映画の世界に完全に没頭できるし、美しいものは大きなスクリーンで観たい。
ああ、もったいない。
特に好きなシーケンスが2つ。
1つ目は最後の場面。色が最高でした。白にクリムゾンが染み出しているような色合い。
2つ目はロウソクを持ってワルツを踊る場面。セクシー。
作品の世界を完璧に画面に作り上げるギルレモ・デル・トロ監督の強烈なこだわりを感じました。そういう監督なんですね。
内容は「普通」、「捻り無し」というのが大方の評価みたいですが、この手のジャンルはほとんど観ないからなのか、結構楽しめました。