HidekiIshimoto

カリートの道のHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

カリートの道(1993年製作の映画)
3.5
トランプ陣営から「ゴミの島」呼ばわりされてたプエルトリコ。の人達のギャング映画。ギャングはどの人種にもいるのだね。白人のギャング陣営は政治家になるのがアメリカの伝統(日本も)。すごい好きな映画だった覚えだけどデ・パルマらしい映像サスペンスは弱め。最後の逃走劇でちょっと炸裂だけど『ミッドナイト・クロス』みたいな大炸裂まではいかずで、いかせてくれよぅとちょっとウズウズ。でこの頃のパチーノはかっこいいよりかなりうるさいと今ごろ気づいた。そんないちいち怒鳴るなよぅと思った。ので見どころは全くかっこよくないどころかブサイクでクズのショーン・ペンと、めちゃくちゃチャラくて情けないヴィゴ・モーテンセン。今じゃ想像できないダメ人間演技。けどさすがにビシッと上手い。本物プエルトリコ人のルイス・ガスマンとコロンビア人のジョン・レグイザモは相変わらずほのぼのダメ人間感が相変わらずいい。なんならこのどっちかが大統領でも俺はかまわない。トランプのあの肌の色は白人と言えるのかとみんなに聞きたい。