このレビューはネタバレを含みます
無機質で冷たい雰囲気が不気味であり美しくもあった。
今流行りのAIに人間が勝てるのは感情をもっていることくらいなのに、それを奪われた時、人は生きている理由があるのだろうか?なんて考えながら見てた。
コントロールできないから、感情は美しい。
苦しいけど、仲間がいるのは心強い。
苦しいけど、恋人がいるのは暖かい。
苦しいけど、死を怖いと思えるのは美しい。
そんな風に感情視点で本作を観ていたら、最後に、愛が感情を越える瞬間を見せつけられて、なんていうか…とても羨ましい気持ちになった。
上手く言葉にできないけど、観てよかったと思える美しい映画でした。