ましろ

地下に潜む怪人のましろのネタバレレビュー・内容・結末

地下に潜む怪人(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

Netflixから鑑賞。タイトルどおりモンスターパニックかと思いきや、最初から予想を覆される。インディジョーンズ失われたアーク的な話が展開していく。そしてニコラスフラメルという名と錬金術の話。「あーハリーポッターで名前聞いた事あるな!」とか「鋼の錬金術師で一は全、全は一とか言ってたな!」と完全にアドベンチャーのダークファンタジーものと推察してしまう。が、仲間が死んで行く毎に「え?ホラーやん。」「絶対地獄行きのラストやん」になっていく。
賢者の石を返すところまでは理解出来た。人間は神である。みたいなこと言っていたし、鏡を見て錬金術を理解し自分が賢者の石にでもなったのだろう。
ただ懺悔的なキリスト教のテイストはよく分からなかった。下に行けば地獄があると最初は言っていたが、下に行けば出口がある、に途中から変わったということは「地上が地獄」とでも言いたいのだろうか?
ラストも疑問。
「果たして本当に出られたのだろうか?鏡像の世界みたいなパラレルワールドじゃないのか?あ、でも人もいるしも車も走ってるしなー、んー」と思ってたらエンディング。なんともスッキリしない。
結局の話、錬金術の歴史を調べていたら、錬金術士になりました!っていう話、……なのよね??
インディ・ジョーンズにグレイブエンカウンターの絶望感とホラーの要素を詰め込んだ感じだなと思った。
さて錬金術の真実を知った主人公は錬金術士として学会に君臨していくのだろうか?
生存ルートを期待していなかった私としては、生き残ったんだからその後の展開も描いて欲しかったような、ホラー色強かったからラストにファンタジー持ってきても蛇足になりそうだなとか、とにかくモヤモヤする。
てかニコラスさん、奥さんどこいった?笑
私達の墓の間に賢者の石があるって話で、鏡の世界みたいなものだからニコラスフラメルの2つの遺体の間に賢者の石があったとも理解出来るが……。序盤ニコラスと奥さんの墓には遺体が無かったとか言ってましたよね?
ニコラスとまだ見ぬ奥さんの遺体の間に本当の賢者の石があるのか??
もしかしてクラブ行ってたりとか変な集会開いてたの奥さん??笑
錬金術で不老不死になっちゃった??笑
考える度によく分からなくなる。モヤモヤ。
でもまぁ面白かったしいいか。モヤモヤ。
ましろ

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