ルー

消えた声が、その名を呼ぶのルーのレビュー・感想・評価

消えた声が、その名を呼ぶ(2014年製作の映画)
3.3
なんという辛い話。

突然やってきた憲兵に家族と引き離され、砂漠で強制労働をさせられ、目の前で仲間を殺され、自身は生き延びたが声を失い、やっと見つけた知り合いは…
本当に辛いことの連続。そのせいか、彼が広場で初めての映画を観て久し振りに笑うシーンは泣きそうになってしまった。

見知らぬ彼を助ける善い人々もたくさんいたのが救いだった。一方で、宿願を果たすために悪事にも手を染めてしまう主人公。観ていて感情の置き所が定めづらい、難しい映画でもあった。
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