消えた声が、その名を呼ぶの作品情報・感想・評価・動画配信

「消えた声が、その名を呼ぶ」に投稿された感想・評価

anguish

anguishの感想・評価

3.5
オスマン帝国によるアルメニア人虐殺

「愛より強く」「そして、私たちは愛に帰る」愛、死、悪の三部作の最終作

キーワード:スカーフ

★鍛冶職人のナザレット・マヌギアン(タハール・ラヒム)はアルメニア人であるがために家族から引き離され強制労働を課せられる。ある時オスマン帝国の憲兵からの処刑を運よく逃れたが声を失ってしまう、ナザレットは8年の歳月をかけて家族を探す当てのない旅が始まる…

過酷な「母をたずねて三千里」最初こそ取り付きにくいけど、気がつけば集中していた。ナザレットは決して善人ではなく、生きていく為に悪い事もします。自分たちだけでも生きて行くのは大変だろう状況でも手を差し伸べてくれる人たち、そこで双子の娘ルシネとアルシネがキューバで生きている事を知る。

ルシネが足に怪我をしたという情報がラストに生かされ盛り上がりの演出はないけどやはり最後は自然と涙が零れます。

Digression:「es[エス]」のモーリッツ・ブライプトロイが出てきたときは笑うしかないよねw

20181223
JUNKくん

JUNKくんの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公のナザレットが声を失っていることで、ナザレットと関わる人々と観客は否応なしに想像力を膨らませる。
チャップリンの「サイレント映画」に涙するシーンは胸を打たれる。
ただ、ラストシーンのナザレットの声にならない声に字幕をつけていなければ5。
かえで

かえでの感想・評価

3.7
アルメニアというキーワードを調べたときに虐殺ということを知った。
40年生きていて初めてだった
ぬくぬくと平和ボケの日本人め!と自分を攻めたい。自分たちはいずれ家族のもとに帰れることを信じてきたのに、強制労働の後に殺され、家族は死のロードにて命を落とされるのが当たり前。ちょっとずつの奇跡が最後に結びつく、娘が双子であったことも奇跡の1つ。
mh

mhの感想・評価

-
WW1の頃のオスマントルコで行われたアルメニア人虐殺についての数少ない映画。
序盤の「対比させるための幸せな描写」があまりにもこてこてで、これからどうなるのか不安でしかなかったが、杞憂だった。
中盤以降はツイストを排した、骨太ドラマで見応えがすごい。
ざっと前半がアルメニア人虐殺についてで、後半は家族探しのロードムービーという二部構成と、シナリオ的にも理にかなってる。
声を失うシークエンスもうまかった。
10分近くあるエンドロールが撮影の苦労を物語っている。(文字の移動速度は決まってるため、撮影場所や撮影スタッフが多いと必然的にエンドロールは長くなる)
移民や難民たちにとっての新転地としての、キューバやアメリカだったり、「北国の帝王」さながらの貨物列車への違法乗車だったりと、細かいところも楽しかった。
目に一丁字もないひとが多かった時代のことで、新聞を読み聞かせる集まりとかの細部も効いてる。
世界各地にアルメニア人コミュニティが広がってるの知らなかった。
歴史を学ぶ上でもこの上ない一本。
面白かった!
Taul

Taulの感想・評価

4.0
『消えた声が、その名を呼ぶ』鑑賞。アルメニア人虐殺で全てを絶たれた男の娘捜し。声を失う主人公という効果的な設定で音楽がその想いを雄弁に語る。中盤の反則技の演出でもう涙と応援で彼と一体化。壮絶で希望に満ちた旅を一緒に体感する。歴史や風土の再現も上手く真摯な語り口に圧倒される力作。
夏

夏の感想・評価

3.7
死体の取り合いをし喉を掻っ切られはらわたを抉り出すシーンをクーラーの効いた部屋でコーヒー飲みながら見ている自分というクソみたいにでかいギャップを感じてしまって気持ち悪くなった こんなに悲しくて辛いロードムービーがあるのか 
一縷の望みとも言えないほどの僅かな可能性を辿ることしか生きたいと思えないほど辛い種族って何なんだろ…
そりゃあ、神様なんて信じるの嫌になるよ。
b

bの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

娘が二人。片方は帰らぬ人となりもう片方は生きていた、という自分の予想通りに
KAZUKI

KAZUKIの感想・評価

3.0
生き別れた娘を探す。時代背景にはオスマン帝国によるアルメニア人虐殺があり。声帯を切られてほぼセリフなしの為、若干眠たくなる。
喉元を掻っ切られながらも奇跡的に大虐殺を生き延び、さらに奇跡的に平穏な生活に落ち着いていたナザレットが、生き別れた娘を探す手がかりを得ると、躊躇なくそれを捨てて過酷な旅に。

トルコから砂漠を横断し、シリア、レバノン。その辺まではまだしも、次の手がかりがなんとキューバ、、金もないし、どうすんのって。
さすがの善人ナザレットも、自分の権利の拡大解釈を図って資金を工面。まぁこれはセーフにしてあげたい。

チャップリンの上映会で皆んなが笑ってるシーンが泣ける。
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