消えた声が、その名を呼ぶの作品情報・感想・評価

「消えた声が、その名を呼ぶ」に投稿された感想・評価

Asa

Asaの感想・評価

3.8
アルメニアに行った。アルメニア人虐殺から逃げて別の国に移住しているアルメニア人にも会った。彼らもこんな壮絶な経験をしたかと思うと胸が締め付けられる。
megさん

megさんの感想・評価

3.1
前半アルメニア人虐殺、砂漠をさまよい、アレッポの石鹸工場までは、重い内容ながら、時折現れる救い主に観ている私も救われながら興味深く観られた。
しかし後半はロードムービーになってつまらなくなってきた。
このお父さん、悪い事もするよねって少しびっくりしたりもする。
ro

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4.4
アルメニア人虐殺について知るきっかけになった。トルコ系監督が撮ったことがまずすごい。
あらすじは、Filmarksの作品紹介の通り。
平凡なひとりの鍛治職人を通して、第1次世界大戦の頃のアルメニア人大虐殺を描いています。

アルメニア人の虐殺が、あったなかったという議論はあるようですが。 歴史を知るという意味では、アルメニア人の強制労働や死の行列、強制移住、戦後にアメリカへ移った人が多いことなど、多くのポイントを押さえている映画だったと思います。
なんだか教科書的とも言えるような…。


歩き彷徨う、戦争や内戦の映画が最近多いような気がするのは気のせいでしょうか。
本作を見て、一番に思い浮かんだのは、『バビロンの陽光』でした。(場所も同じイラクで、こちらはクルド人虐殺がテーマ)
『バビロンの陽光』のほうが好きで、映画としても、身を切るような表情や風土から圧倒的なものが伝わってくるように思います。
そういうものが本作に感じられなかったのは、やはり時代の経過や監督の立場とかの差なのかなと、勝手に思いました。
音楽がすごくB級っぽくてもったいない。映像が壮大なんだから、音は静かな方がいい。前半は良かったんだけど、後半からロードムービーみたいになってしまい、残念。。
旅が進むにつれて文明の進んだ国になっていくのがRPGみたいで面白い
アルメニア人虐殺を描いた作品はあまり多くないので新鮮だった

ただ、物語の設定上喋れなくなる必要はそもそもあったのだろうか
喋れないからといってアラビア語、スペイン語、英語を全部理解してるのも疑問

トルコ、シリア、キューバ、アメリカに跨がる壮大なロードムービーなんだが、声がないためかいまいち迫力に欠ける感じはあった
harumi

harumiの感想・評価

3.7
これが戦争なのだしたら、わたしが知ってる歴史はあまりにもちっぽけで、なんだか申し訳ない。
こういう映画を見るたび、他人事なのに、結局なにも知らないままなのに、顔を歪めて痛みを分かち合ったような気分になってしまうのは何故なのか
ErnieHoyt

ErnieHoytの感想・評価

4.0
感動と涙。残酷な人生を歩んだ主人公。原題は「ザ・カット」。舞台は1915年、オスマン帝国。アルメニア虐殺がテーマに心に絶対残る一本。アルメニア人の彼が奇跡的に生き残ったが、声も失って、家族も失い、キリスト教の彼が信仰まで失った。ある日昔の弟子と再開したら、自分の双子の娘がまだ生きてると知り、娘たちの為に旅に出る。トルコからレバノン、キューバ、アメリカまで探し続けるお父さん。愛と希望で行動する彼に本当に感動。これは見る価値の映画ですね。超おすすめします。
みーる

みーるの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

愛・死・悪の三部作のうちの悪がテーマの作品。つい100年前が舞台とは信じられない…
途中の間延び感とラストの呆気なさはなんとなく感じたけど、事実を一つの題材として、上手くドラマに仕上げていて、最後まで目が離せなかった。特に前半は観るの辛いし、真っ向からオススメしにくいけど、観た方が良い作品だと思う。
人間の残酷さと優しさの両方を痛いほど感じた。シンプルだけど心が締め付けられる原題も良い…。
中盤のチャップリンのシーンは、ラストと同じくらい感動した…映画の力を感じさせてくれる良いシーンだと思う。
KentF

KentFの感想・評価

4.1
不合理と無慈悲に翻弄され、怒り、抗う男の、宗教的抒情詩。
アルメニア人虐殺が物語の骨格ながらも、誇張せず、かと言って矮小化することもない。適度な距離を保ちつつ、家族愛や信仰といった普遍的な主題を描き切る、ヒューマニズムの新たな傑作。
20世紀初頭が舞台ながら、特に前半は、古代・中世を感じさせる。進むにつれ、近代色が強くなるが、それが映画の主題の普遍性を際立たせている。
荒野を彷徨うシーンが、立ちはだかる途方もない試練をまざまざと表し印象的。
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