さき姐

さよなら、人類のさき姐のレビュー・感想・評価

さよなら、人類(2014年製作の映画)
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あかんわ。
落ちた。ツボ。好きなアンダーソン監督がまたひとり。

この監督にとって生きることは滑稽な不幸なのですかね。この人の映画のためにわたしの中で「不幸かわいい」という形容詞が誕生しました。
まさしく引きで見る不幸は滑稽な喜劇。

謎台詞だったりメロディだったりのリフレインでゆうるくつながってるエピソード群のコレクション名は「実存を省みる枝の上の鳩」だそう。この?具合がマグリットの絵の題名っぽくてまたたまんないんだけど、そういや冒頭おじさんがガラスの中の鳩見てたな。貧乏なことを考える鳩がいたな。鳩にも貧富があるなんて、やだね。
…?
実存について考える鳩?
いややっぱよくわかんねえわ☆

愚かな人類は不幸な実験もしてしまうけど、それも引きで見るとまあ馬鹿馬鹿しい。ゾッとする笑いの後に見せられる不幸は「曜日を間違えること」。しょーもなっ笑
けどこれ、地味に落ち込むよね。木曜日だと思ってたのに水曜日だなんて…。

金曜日と思ってたのに木曜日よりはマシ。
さき姐

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