2008年に起きたリーマンショック。
市場は大混乱に陥ったが、一番煽りを喰らったのはローンに頼っていた市民。
強制退去にされたシングルファーザーの男は、悪徳不動産に撤回を求める。
しかしその最中に同じ仕事を斡旋されて、今度は強制退去をさせる仕事に就くことに。
断ろうにも仕事がないのだからその選択は理解できる。
しかし良心というものがどこまで捨てられるのか。
生きるためなのか。家族を食べさせるためか。誇りを持てるのか。
いろんな葛藤が渦巻く中で最後に本性を見せてしまう姿が切ない。
社会が悪いとしか言いようのない状況が見て取れる。
ただ映画的に面白いのかという点においては微妙な感はあるかも。
役者は良いけどね。