ドリーム ホーム 99%を操る男たちの作品情報・感想・評価・動画配信

「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」に投稿された感想・評価

法律を盾にした仕事はシビアに他人を陥れる。法治国家のアメリカに於いては搾取されないために知識武装は必要であり、何も知らないということは住むところはおろか生存権にまで脅威が及ぶ。物語はローンの返済不能が抵当権に抵触し家を取り上げられるところから始まるが、勝者の勝者による勝者のための国とは如何に。
言うてそれほど難しい話ではなく、法の穴をつきどこまでお金儲け出来るのか、良心の呵責への耐性を問われる話。
どの視点で観るか、幸せは何で測れるのか。
ManaMarks

ManaMarksの感想・評価

3.0
自分の家なのに急な強制退去とか辛い。。。

やり方が強引過ぎでした〜そりゃ恨まれるわ
強制退去させられるとこ見てて辛かった。
払えないなら出てけ。わからんでもないけど。
なんだかんだいつの時代でもグレーゾーンの仕事はある。
ちなみに本当に2分の猶予しかくれんのかしら。
2分で何が持ち出せるだろうか.....。
GreenT

GreenTの感想・評価

2.5
建設作業員を生業としているデニス・ナッシュ(アンドリュー・ガーフィールド)は、リーマン・ショック後、職がなく、住宅ローンの返済不能により家を差し押さえられる。

住宅ローンの返済ができなくなると、家は銀行に取られるわけなのですが、銀行はこの差し押さえ業務をリアルター、日本で言う不動産屋?に頼むらしい。

リアルターのリック・カーヴァー(マイケル・シャノン)は、「あなたの気持ちはわかります」と言いながら容赦なくデニスと息子のティム、母親のリン(ローラ・ダーン)を立ち退かせる。

不況で新築の仕事が減り、建築作業員の仕事はない。しかしリック・カーヴァーは、差し押さえた家を修繕して高く売ることで利益を得ているので、デニスのような建築作業員は、自分たちから家を奪ったリックに雇われることになる。デニスは自分と同じ境遇にある人達を立ち退きさせることに良心の呵責を感じる。

なんかこういう、カチカチに社会派で、実直な人たちがひどい目にあうのをドラマチックに見せる映画って疲れてやんなっちゃうのですが、しばらく我慢して観ていたら、「アンドリュー・ガーフィールドがアメリカの労働者」を好演しているのがだんだん面白くなってきました。アンドリュー・ガーフィールドってブリティッシュのお坊ちゃんってイメージが強かったので、こんなブルーカラーになりきるなんて、やっぱ演技派だなあと。

マイケル・シャノンもこういうゲス野郎が十八番になってきましたね。でもこの人のセリフに

America doesn't bail out the losers. America was built by bailing out winners
アメリカは負け犬を救済したりしない。勝ち組を支援することで成り立ってる国なんだ

っていうのがあって、それは真実だなあと思った。この悪徳不動産屋も、お父さんは実直な建設作業員だったのだが、ケガをした時に保険会社が難癖つけてカバーしてくれず、苦労したので「俺は負け組にはならない!」と誓ってこういう風になっちゃったらしい。

リックはデニスに法の抜け道を使って、不況の時こそ儲ける時!と教えるのですが、それは人を蹴落としても罪悪感を感じないなら可能って感じ。

それに、この2人はなんだかんだ言っても「兵隊」なんだなあと思った。2人共、立ち退かせた人に恨まれて、ストーカーされたりひどい目にあうんだけど、本当に悪いヤツ、もっと上でもっと大金儲けてる、都市開発とかしているヤツは、カラダを張って立ち退きとかやらなくていいから恨まれることもない、汚れ仕事はしないでもっと金を稼いでいる。そしてそういう金を寄付したりなんかして、名士と讃えられていたりするのかも・・・。

・・・などと考えたりしながら観ていたのですが、後でiMDbの投稿を読んだら「これは意図的に事実を偏向して描いている」って意見が結構多くて、興味深かったです。

まず一番言われていたのは、立ち退きって、「ローンの返済は、3ヶ月滞ったら、それから立ち退きの手続きが始まるが、2年間は強制立ち退きさせられない」らしい。なので、劇中では突如リアルターが現れて追い出されたかのようになっているけど、立ち退かされる方は2年間も分かっているんだから、その間になんとかすることは可能、という意見が多かった。

また、裁判所が立ち退かされる人に対して冷たく「法律だから」と突っぱねるシーンがあるんだけど、法律はどちらかと言うと立ち退かされる人に甘くて、しかも弁護士学校のインターンがボランティアで法律相談に乗ってくれたり、そうそう簡単に家を失うことはないように制度が整っているらしい。

なのでそういう制度を良く知っている投稿者や、実際に立ち退きさせられた投稿者たちは、デニスは一体何をやってたんだ!と全く同情の余地を見せていなかった。

つまり「血も涙もない資本主義」のような描き方をして、「なすべきことをせずに家を失って当然」の人々の肩を持つような映画だ!と言っている人が結構いた。

なるほどね〜。まあ、映画は製作者の主観を反映させてもいいと思うのでこれもアリとは思いますが、見せ方によってどんな風にも味付けできるものなので特に社会派映画を観る時は洗脳されないように、第三者的な視点を失わないことも大事だなと思いました。
楽しくない。

家に執着してはいけません。家は単なる箱です。➡ 正解ですね。日本では会社都合で転勤ありますし、それに伴って子どもの転校も普通です。
とか言ってたら、なんとこの映画の舞台であるアメリカの平均引越回数は日本の約3倍(17回)だそうです。な~んだ、てな感じです。
ローンの支払を怠っているのに「妻も子も住んでいるんです」とか「子どもが生まれ育った家なんです」とか裁判官に訴えるのは全く無意味です。泣き落としで法が変わるわけありません。

of the winner, by the winner, for the winner
この決め台詞が言いたかったんですね。
ミ

ミの感想・評価

3.0
いやぁ〜まず最初に思ったのはBUGの人とスパイダーマンやん!

そこに謎に感動してしまった笑

まぁ、ハッシュマネーと同じでお金なんてゴミだと思わされる作品。

搾取されるからする方へ好機なのか転落か。

お金のために家のために良心を捨てた人間になるか。

家は箱だけどね…

そこに思い出を作るのが人間なんだよね〜

考えさせられる作品でした!

2021 45
元

元の感想・評価

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良心の呵責を現実の社会問題を取り上げ描く。

生活のために、自らの受けた仕打ちを他人に行う。
それが私生活でも関わりのある相手なら、なおさらつらいものがある。
法的に正しくても、それは果たして道徳的に正しさなのか。
葛藤があっても、法という正義を利用しているうち、あるいは政府をカモにするうちは、自分を納得させられそうだが、手を汚してまで家族を傷つけてしまえばそれは無理だろう。

家族にとっての家はただの箱ではなく一部であるという、ハウスとホームの差をこの作品でも見た。
Miyuki

Miyukiの感想・評価

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無職でシングルファザーのナッシュ。長年住んだお家🏠から退去させられた。家もなくモーテル暮らしになって仕事を探していると自分の家を取った不動産屋さんの社長と働くことになった。莫大なお金を💴もらってその社長の指示通りのお金の稼ぎ方をする。かつて自分みたいな人々から家を没収していき…
大切な家族のために、生きるために、奪ったり傷つけたり悪いことをしなきゃいけないなんて、本当に残酷だよな。

アメリカだけじゃなく資本主義の限界を感じる映画だったし、こいうい世界で生きていく自信をなくす映画だった。笑

なかなかけっこうつれーなー!!
nick

nickの感想・評価

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2021/03/30
Amazonプライム

アメリカは “家は俺たち家族の聖域” という思いが強い人の集合体だと思う。

ローンが払えず自宅を失ったナッシュと家族。 ナッシュはひょんなことから自宅を “取り上げた” 不動産屋で働くことに。 自宅を取り戻すための仕事が裏ワザ的な稼ぎになり、次第に善悪の境界ラインが低くなっていく。 “仕事” の内容を知って嫌悪する家族から見捨てられたナッシュが人間に戻った時、もう戻れない状況に居たことに改めて気づく。

この先、償って家族と幸せに暮らしてほしい。

支払い能力があるわけがない、といったような人々にローンを組ませて家を買わせて稼ごうとした銀行の存在が映画上希薄だったが、ここを突き詰めると観客の気持ちの行きようがおかしくなるのであえて触れていない気がする。
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