てぃらみす

わたしに会うまでの1600キロのてぃらみすのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「奇跡の2000マイル」に続く、やたらと長い距離をひたすら歩く女性の物語です。同じテーマの作品が近い時期に公開されるのってなかなか珍しいなと思いましたが、今年すでに「脳内ポイズンベリー」と「インサイド・ヘッド」が前例でありましたね…

冒頭、主人公シェリルが足の指の爪をはがしたり、「ふぁっくゆーびっち!!!!!!!!!!!!!!!」とか雄叫びを上げながら、トレッキングシューズを放り投げていたので、ちょっとおったまげてしまいました…w

全体的に「奇跡の~」よりもドラマチックな作りになっていて、個人的にはこちらのほうが好みです。

出発する時に荷物が背負えず悪戦苦闘するシーンや、その後旅の途中で荷物を「断捨離」するシーンから、彼女がいかに衝動的に(無計画で)この旅を始めたのかがよくわかりました。

逆に何日もシャワーを浴びていないはずなのにあまり汚れてなかったり、あんな生足むき出しで歩いてるのに擦り傷どころか虫刺されの痕すらないのはちょっとリアリティないなあ…と冷めてしまいました。

シェリルが途中で出会う、劇中唯一の女性トレッカーが、何とこの映画の原作者、つまり「本物の」シェリルさんだそう。素敵なカメオ出演でした!
てぃらみす

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