じう

予告犯のじうのレビュー・感想・評価

予告犯(2015年製作の映画)
4.7
「俺がこの世で最も憎んでいるのは、お前達らから自尊心を奪い取ろうとする、何かだ。それはこの社会のどこにでも隠れている。給湯室から聞こえてくる会話、偉そうな態度で職質をかけてくる警察官。俺はお前たちを助けてやることはできないが、お前たちが鬱積させているその感情を少しくらいは救ってやることが出来る」


原作漫画3巻、かなりおすすめです、素晴らしい。

主人公の境遇を同情してしまう視聴者はかなりいると思う。
「ブラック会社に勤めてるんだが」という映画でも主人公はSEだった。SEという仕事がこんなで、職場の人間がこんなのばかりなのだったらすぐ泣いて辞めるは。

「32歳の男が入社試験を受けるという状況は、こいつらにとっては声に出して笑いたくなる滑稽な状況らしい…。提出された履歴書には数年間の空白期間があったそうだ…。なにかの事情で彼は社会のレールから一時期は足を踏み外してしまったのかもしれない。だが、それでも社会復帰をしようと就職活動を始めている。そんな人間を…一体だれが笑いものにする資格があるというんだ…」


「こんなクズ野郎には制裁だ。俺が必ずぶちのめしてやる」


映画ではもちろん修正があるけど、いい方向に改変されてた。 

ヒョロのキャストの福山さん?初登場時の笑顔がすげぇ素敵だった!かなりマンガに近かった(*'▽')

メタボは全然だめ。役者が不適合。と、思ったけど最後はよかった!!!

濱田岳好きなのにしゃべるまで気づかなかった(*'▽')のびたかい。 

「ごめんな…お前が腎臓売ってまで来たかった国が、こんなざまで」 

「大きなことじゃなくても動くんです、人は。それが誰かのためになると思えば」
じう

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