Shiro

キャロルのShiroのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
4.6
「能天気さがない骨太な恋愛映画」
キャロルのオーラに訳も解らぬまま惹かれてゆくテレーズ。2人の恋愛の過程も、丁寧にエピソードを重ねて説得力のあるものになっていた。1カット、1カットが美しく最後まで緩みがなく、観る側も緊張感を持つ。拳銃が出てきたあたりからどちらか、あるいは2人が死んでしまうのではないかとドキドキした。ケイト・ブランシェットの品のある所作。今度はテレーズがキャロルをリードし、守る側になるのだろう。ハッピーエンドで、良い恋愛映画を観たという満足感に包まれました。
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