Shiro

アニー・ホールのShiroのレビュー・感想・評価

アニー・ホール(1977年製作の映画)
3.0
「自分を中心とした漫談の拡張」

虐待の報道等でウディ・アレンが好きになれず、今まで作品を観たことがありませんでした。
アレン演じるアルビーは、めんどくさいインテリ成分を煮詰めてできてるような主人公で、あのマシンガントークについて行くのも大変だなって思ってしまいます。彼女に未練を残しながらも別の女性と数々の肉体関係を持ってしまうのも、何なの?って思いました。それに、アレン自身が出演してると、どうにも生々しいというか、あなた方の痴話喧嘩どうでもいいですという気持ちになってきてしまいます。アレンの作品は自分を中心とした漫談の拡張なのかなと思いました。アレンが出演していない作品はまだ見やすいようなので、いつか観てみようと思います。70年代当時、この映画ははオシャレだったのでしょう。人の愚かさをハイセンス?な皮肉で表現することも流行っていたのかなと思いました。
Shiro

Shiro