十分過ぎるくらいに大人の僕が観ても、
「大人の映画だな〜」て、思えた大人の愛の映画。
美術が素晴らしいし、二人の演技と美しさだけで、うっとり観ていられる。
特にルーニーマーラーは際立つ美しさ。時代の風景の一部のよう。
誰もがほめるところだけど、出会いのシーンは、「一目惚れ」を映像化した最も美しい場面の一つじゃないかな、
眼だけで分かる、仕草で分かる、感じる
「あっ、あの瞬間に恋がはじまったんだな」て、言葉がなくても伝わるんだよなあ〜
このシーンだけでも、日本のティーンの恋愛ごっこ映画に関係者に学んでほしい。
ずっとキャロルについていくだけの存在、従順型だったテレーズが、
ラストで恋愛の主導権を握る?のも面白かった。