女

キャロルの女のレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
3.5
ルーニーマーラのかわいいこと!
子猫ちゃんみたいだな!

キャロルの、匂いがプンプンする作品。
脈を打つところから香る。視覚情報しかないのに、高貴な香りが伝わる作品。

しかしまぁ、劇場で観なくて良かった…同監督の『エデンより彼方に』もジリジリしながら観た記憶だけれど、苦手なテンポ。キレイな俳優とキレイな映像だけど、自分とは合わなかったようです。

ケイト・ブランシェットさんは、そうだなぁ…『ブルージャスミン』のインパクトもあってか、キレイで怖いです、もはや。でもラストシーンの彼女は、スンとしていて、悪いものが抜けたような、どことなく晴れやかな表情で。
やー、あの顔を拝めて良かった。テンポが合わずとも、良い映画だったのは間違いないかな。

一応同性愛について触れている作品だけど、そんな話どうでもいいくらいで、
うーん、男とか女とか、生殖的な意味では重要だけども、結局(わたし自身もそうなんだけど)、

自分を励ましてくれて、同じように自分も支えたいと思う相手を『愛おしい』と感じることは、文字通り【愛】だと思うし、異性同性関わらず生じる感覚だし、

そこに恋愛感情を重ねるなっていう方が無理な気がして(それが勘違いだとしても)、そうなったときに自分は男でも女でも好きな人は好きだ(もしや、自分はバイセクシャルかな?バイだったら得だなぁ)。

てなると、この2人が惹かれ合うことは、なんだか自然なコトのような気がして、結果的にこれを「美しい」と捉えられる人たちがfilmarksのフォローさせて頂いてる方の中にもいて、すごくその、そこに平和を感じるのです。
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