JBってのはジェームズ・ボンドか?
ノー。
ほなジェイソン・ボーンか?
ノー。
ジャック・バウアー。
そっちかよ!オレの頭の中ではなんでかジェームス・ブラウンだと思い込んでたよ!
はい。キック・アスの監督&原作者による、おバカでスタイリッシュな007オマージュしまくりスパイアクション映画。
ゴリゴリのサザン・ロックバンドであるレーナード・スキナードのFree Birdが流れる中、教会で英国紳士が差別主義者の大量殺戮をパンパンスパスパグルングルン行なったり、イギリスの大作曲家であるエドワード・エルガーの威風堂々が流れる中、大量の人間の頭がポップに花火化スパーキングしたりしますね。
フリーザ「ザーボンさん、ドドリアさん。御覧なさい。綺麗な花火ですよ!」
アメリカ皮肉ってたりイギリス皮肉ってたり、ポップ且つスタイリッシュでカッコいいアクション映画ながら極めてブラックである。ブラックであると同時に、イギリス的階級社会の労働者階級、或いは似たような境遇の人間にとっては、アメリカン・ドリームのそれと同じように夢のある話でもあるけど、でもまぁ人の命が軽く扱われ過ぎな節は否めませんよね。
結果、見た目は凄くインパクトあるんだけれど、その見た目に反して内容はあまり頭に残らない映画でした。
まぁ頭空っぽの方が夢詰め込めるって影山ヒロノブも歌ってるしそれでいいと思います。(何故かドラゴンボールネタ多め)