「ポルノ時代劇」とは妥当な銘打ちだが、それゆえ安っぽく見られるとすれば遺憾。
丹波哲郎、伊吹吾郎、遠藤太津朗の怪演に支えられた石井監督作品。やはり素晴らしい。
何がってもう、OPから素晴らしい…!☆
女性陣の登場シーンが、ほぼ全裸での記憶しかない。(笑)
忘八者の掟というのが、何だか解ったような解らんような。やってる事を都合よく正当化するためにチラつかせてるだけのお札みたい。
印象的なシーンは、やはり女忘八衆のゴロゴロ火消し。(笑)
その後、黒鍬者と女忘八衆の戦いを終えて帰ってみると、抜け駆けたひし美ゆり子がガイジン修道女を責めコマしている。このシーンも必見。♪
御公儀と吉原との戦争が収束に向かうと、死能(丹波)の様な存在は消される宿命にある。それを知りながら、
「死ぬも地獄、生きるも地獄」と謳い、斬り続けるのだ…!
☆
川谷拓三、今回も安定の死に様。
(『地獄』のレビューに続く。→)