けーな

ヒラリー・スワンク ライフのけーなのレビュー・感想・評価

3.6
この映画のタイトルは、ヒラリー・スワンクの名前を冠にする必要あったのかな。ちなみに、ヒラリー・スワンクの名前がついた映画が、もう一個あることが分かって、驚いた(ヒラリー・スワンクのストーカー)。 ヒラリー・スワンクは、今作みたいに強い意志を持つ女性の役が似合うなと思う。

観終わって、知ったことには、この映画の脚本は、リチャード・カーティス。「ノッティングヒルの恋人」など、今まで観た彼の作品は、全部好きなのだけど。今作は、今まで観たのとは、ちょっと違う雰囲気で、まるでノンフィクションのようだった。

この映画を説明する文には、必ず載っていることなので、ここでネタバレすることにはならないだろうから言ってしまうが、アフリカでマラリアによって息子を亡くした母親2人の物語。

原題は、『Mary and Martha 』で、2人の母親の名前。アメリカ人とイギリス人の彼女達が、アフリカで息子を亡くしたという共通点で、共感し合って、前に進むストーリー。

とにかく、マラリアでこんなに多くの人が亡くなっているってことを知らなかったので、驚いたし、あまりに急に、死に追いやられる恐ろしい病気だと分かって驚愕だった。

一人息子を亡くしたマリーとマーサ。私も、一人息子を持つ身だけど、あんなことがあったら、とても耐えられそうにない。

サム・クラフリン目当てで観たけど、まさか、こんな展開だとは思っていなかった。ブレンダ・ブレシンは、「ロンドン・リバー」でも、子供を亡くした母親役だったな。ヒラリー・スワンクと交互に喋るところでは、アメリカとイギリスの発音の違いが顕著で面白かった。マリーの父親役、どこかで見た顔だと思ったら、ジェームズ・ウッズだったので、なんだか嬉しかった。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」が、オールタイムベストなので。
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