エアール

ババドック 暗闇の魔物のエアールのレビュー・感想・評価

ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)
3.6
手のかかるガキめ。
時々ね、おまえの頭を壁に叩きつけて
かち割ってやりたくなる


おまえはママじゃない!!
いや〜トラウマだな〜こいつは、笑
ババドックなんて
名前からしてふざけてるから
大したことないだろうと思っていたら
大間違いでした、笑
この恐怖に喰われてしまうのだろうか…


事の始まりは
本棚に置いてあった一冊の本を
何気なく手にとって
ベッドタイムストーリーとして読み聞かせてしまってから
ーーーーー
ミスター・ババドック


名前と姿を知った者は
ババドックから決して逃げられない

真実を見抜ける賢い者なら
”この特別な存在”と友達になれるかもしれない
彼の名前はババドック。これは彼に関する絵本。
おかしな物音とノックを3回
バ・バ・バ
ドック・ドック・ドック

それが彼の来た合図
彼のことが見えるはず

黒い帽子に黒いコートの
ゆかいな姿

夜に彼を見たら
一睡もできない

ゆかいな顔は仮の姿
本当の姿を知ってしまったら…

欲してやまなくなる…
…死を…
ーーーーー

絵本の中の怪物が徐々に近づき
現実世界で影響を及ぼすまでに。
家の中、人の中に入り込み
否定すればするほど力を増していく。

シングルマザーの主人公女性 アメリア、
特に中盤から後半にかけての変わり様は
見応えがありました。
こうも変わるかね〜、笑

それから問題行動が絶えず、
学校職員からも一目置かれている我が息子 サミュエル。
まだまだ手がかかるだけに扱い方に悩み
次第にノイローゼちっくになっていく過程も
ふむふむって感じ。
自分がその立場だったらやっぱりイライラするんだろうな〜って妙に共感でした。


不眠からはじまり、
音に敏感になり、
息子は空に話しかけて、
不愉快な手紙や電話、
本を破って捨てても
時間が経つと修繕が施された状態で玄関前に、
夜中にノックの音、
自分にしか見えない幻覚、
豹変、
息子を、ママを、守ることができるか…


震えが止まらない恐怖とむき出しの狂気、
ほんで意外なオチも楽しめちゃったり、笑
赤い表紙の立派な絵本を見つけたら
タイトルを確認してみてください
ーーもしやミスター・ババドックかも分かりません、笑
エアール

エアール