このレビューはネタバレを含みます
シングルマザーの主人公アメリアの鬱屈とした日常の描写が秀逸
ババドッグの正体はアメリアが抱く不安感や嫌悪感、ラストは闇を支配下に置くことに成功したことを表しているとおもう。
だから殺されたのはババドッグを警戒する様子を見せた犬だけで、ババドッグに取り憑かれたアメリアの異変を察知しながらも「何かあったら頼って」と声をかける隣人は殺されない。
ババドッグの絵本もかつて子供向けの本を作る仕事をしていたアメリアの手によるもの。
夫の遺品を保管する地下室にサミュエルが洋服を貼り付けたことにより二人はババドッグの姿を共有する
アメリアの罵倒シーンではサミュエルは現場におらず代わりに大人を配置して撮影したらしく安心。