都落ちMiyaco

レフト・ビハインドの都落ちMiyacoのレビュー・感想・評価

レフト・ビハインド(2014年製作の映画)
2.0
突然大勢の人が消える。衣服を含め身に付けていたものをすべて残して一瞬のうちに消える。このシーンがハイライトです。
パニック系かと思いましたが、内容はキリスト教の一節に沿ったストーリーで宗教色満載のお話でした。宗教推しは別に良いんですけど、実際聖書でどんな描かれ方がしているのか正確なところは示されず、「聖書通りのことが起こっているんだ」という登場人物の言葉を信じるしかありません。シーンを作り込んだのであればなおさら聖書の言葉を紹介すべきだったと思います。
主人公のレイが、消えた人々は神に連れ去られたと確信?するところも根拠が少なすぎて無理があります。キリスト教以外の神を信仰している人はどうなるの? この先を想像させる工夫もなく、突然終わるのでもやもやします。聖書の内容を知っていれば楽しめるのかもしれませんが……。
ところで、残された家族がこれだけ苦しんでいて天国に連れ去られた人は幸せなんでしょうか?