このレビューはネタバレを含みます
この映画の何が素晴らしいって、男女関係はとっても面倒くさいものであり、最終的には愛とかいうものですべて許され正当化される…ってことを、リアルかつちょっと引いた感じで描かれているところ。
確かに、一番初めに付き合った人とかは永遠に一番って気持ちもあるけれども、多分大半の人は騙しながら次に進むわけで、この映画は羨ましい半面、異性(自分にとっては女性)がこの映画を観て感銘していたとしたら、またそれも怖いものがあるなぁとも思ってしまう。
実にその揺らぎの表現が上手い映画だなと思った。この映画も山場でエリオットスミスのSon of Samが流れる。