まうす

ある神父の希望と絶望の7日間のまうすのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

受難か…?と思ったら、原題の意味が「ゴルゴタの丘」だった…!

不貞、自殺未遂、無神論の医師、カニバリズム、燃える教会、何も悪くないのに殺される犬…こんな小さい町なのに濃すぎる。
そもそも、加害者でもない「善良な神父」を殺せばセンセーショナルだから、という理由で始まるし、絶望ばかりの中の赦しという希望…?
赦しというのはキリスト教の教えの中でも重要だよね。
父を殺された娘は、犯人を赦せたのだろうか。

形式上クリスチャンでありながら、その信仰は怪しい人かがたくさん。まあ現代はそういうもんか…とも思う。

実話と言われてもおかしくないなって感じの作品。暗いし淡々としてるけど結構好きだった。
「わからない」「どうでもいい」「関係ない」みたいなことを言う人が多いの、なんか個人的に刺さった。
何もかもに無関心になってしまった富豪の人と崖の上で語ってるシーン良かったなあ。
生きる意味わかんないね。
しばらくしたらまた観たい。

あと、カニバリズムドーナルグリーソン…絶妙に気持ち悪くて好き…
まうす

まうす