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ハッピーボイス・キラーのKAZUのレビュー・感想・評価

ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)
3.6
幼少時代の体験から、幻聴・幻視などの精神的な病を患わった男が引き起こす、サイコ・サスペンス。幻聴幻視のメタファーとしてイヌネコが重要な役割を果たしています。主演はライアン・レイノルズ なので油断しやすいですが、題材的にタブーの領域に近いので、善悪的な考えの別れる作品かと。

罪と罰、善悪を犬と猫で対比しており、重く沈む作品に偏らず、チープなB級テイストを織り交ぜながらストーリーは進んでいきます。目を背けたくなる猟奇シーンもありますが、題材に反してユーモアに満ちていて、センスの良さを感じます。

ラストは唐突です。シュールな演出に好みは別れるところですが、わたしは楽しめました🐶🐱
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