真魚八重子

ブリザード 凍える秘密の真魚八重子のレビュー・感想・評価

ブリザード 凍える秘密(2014年製作の映画)
3.5
母が失踪して約2年。娘は高校生から大学生になり、性欲はボーイフレンドがさほど乗り気じゃなかったので、地元を離れて疎遠になる。大学の休み期間に帰郷すると、母の失踪事件を担当する刑事がわりとイケてる男性だったので、セックスするしたたかな主人公。

決して意外な話でもないし、答えの雰囲気が漂っている状態で、母の行方を積極的に探しもしない。大体みんな犯人の見当はつけていて、でも詰めずにダラダラとフードコートでダベッたりしているうちに、ある日パッと解決して終わる。主人公の母に対する他人事みたいな性格と、エヴァ・グリーンとブリザードの幻影の美しさなどを楽しむ映画。

アトム・エゴヤン味があると思った。エゴヤンも答えそのものより、そこに至る間の雰囲気を楽しむ映画なので。
真魚八重子

真魚八重子