Masato

ドクター・ストレンジのMasatoのレビュー・感想・評価

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)
4.4

■追記(2022.05.02)
ドクターストレンジMOMに向けて復習
傲慢だったドクターストレンジが魔術に出会い自分を顧みるストーリーは秀逸。人間臭い最高のキャラクターとして登場した。MCUのキャラでもトニーやキャップと並ぶ魅力。


■追記(2018年初頭)
インフィニティウォー直前
シリーズ厳選?復習

MCUシリーズの中で主観的に見た面白さはシビル・ウィンソルなどの最上位郡に入るくらいの面白さ。
インセプションのように、現実世界が変化されていく面白さと、万華鏡のように変化していく芸術性。最高にマッチしてる。例のLSD体験のようなシーンも最高。逆再生シーンも最高。究極の映像革命というには軽々しいとも感じるくらいの映像クオリティ。東洋文化と西洋文化が比較されるように出てくるのも良い(特に医療関係)。魔法がネオンライトのように輝いていて、見ていて綺麗だし、なにしろカッコイイ。コミカルな要素が多く、見ていて時間を忘れさせる作用がある。ストレンジのキャラクターがトニースタークと被っているが、凄く良い。傲慢な男が変わっていく姿は見応えあり。ジョーク好きなのもトニースタークぽい。

ここまでは完璧なのだが、難点として、ラスボス戦に迫力がないということ。理にかなった戦い方ではあるが、ラスボス戦はやはりドンパチしてほしい。「もう懲りたわ」で終わるのは流石に尻切れとんぼ。カイシリウスもマッツ兄さん使った割に小物で残念。モルドは正義大好きな厨二病みたいで、大人になれよとツッコみたい。今後こんな痛い大人が敵になるとか考えたくない。

スコットデリクソン監督は、自ら監督をしたいと申し出たくらいの心意気なのだが、その気持ちを「面白さ」という形で感じ取れた。こういうファンが作り上げるものは非常に好感が持てる。

ベネディクトウォンが可愛い❤️

⬇︎鑑賞当時の感想

IMAXで鑑賞

すっげえ面白かった。
どんなに素晴らしい映画でも、時間を気にしてしまうことはあるのですが、時間が経つのを忘れる映画は数ヶ月ぶり

時間を忘れさせてくれたのは、この映画全体から楽しませようという気持ちが伝わってきているからだ。
これはどのマーベル作品にも共通することだが、常に楽しく面白くしている。決してどシリアスな方向へと向かわずにシリアスとコミカルの中道をうまく渡り歩いていることで、素晴らしいバランスで面白さが持続している。
アクションシーンでもコミカルさは忘れず、全編にわたって笑えるシーンが多いのが良い点。
アクション自体も「縦横無尽」というのがピッタリの言葉。非常に見応えがあるし、なにしろカッコいい。
主人公の高慢なキャラも相まって面白かったし、エンシェントワンの無機質ながら、微妙に人間性のあるキャラクターが非常に良かった。

そして、圧倒的な映像美。VFX技術の最高到達点といっても過言ではない。
インセプションやインターステラーなどを彷彿とさせる映像革命が再びやってきた。
現代の街並みが魔術によって重力が交錯している状態になるところは圧巻の一言。こんな表現が人間の手で可能なのかという位に凄かった。
IMAXで見ることをお勧めする。なんとも言えない感覚に浸れる。

ストーリーに関しては直球に、「せかいをすくえ!」タイプだが、マーベルヒーローの映画に共通するメッセージ性「大いなる力には大いなる責任を伴う」故の葛藤、大義を果たす為には様々な犠牲を被らなければならないなどがあった。
さらには、人生は短いからこそ価値のあるもの。
などと、全ては突き詰める程深くは描いてないが、映画に深みを持たせる程度にはできていた。

スコットデリクソン監督はホラー映画を撮ってた人だが、評価は乏しかった。その才能を見事開花させたのは製作のゲヴィンフェイジだろう。
ゲヴィンフェイジのプロデュース力は映画業界で一番だと思う。

ベネディクトガンバーバッチ、キウェテルイジョフォー、ミシェルマクアダムス、ティルダスウィントン、ベネディクトウォン。素晴らしいキャスト。
そして、マッツ兄さん!

追記
最後の戦いはあっさりで残念だったかなと思う。


主観的評価 47点
客観的評価 38点
85点
Masato

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