Mayu

博士と彼女のセオリーのMayuのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
2.5
実在するALSを患った教授を基にしたヒューマン・ラブストーリー。
博士を支える健気な女性の愛情深く感動する美しいラブストーリーかと思ってみたのですが、想像と違いすぎて拍子抜けしてしまいました。
泣く準備はできていたのですが、全く感涙とは懸け離れたストーリですね。
純粋に病を抱えながら、博士として日本でいう国民栄誉賞的なものを受賞するまで功績を残した主人公の博士はすごいと思う。感動する。
だがしかし、妻に対するあの結末。。。
何でそうなったのか理解できなくてウィキペディアで調べちゃったもんね。
この映画の言いたいところ、甘いラブストーリーはないんだ。ということなんでしょうが、で、あれば映画化するほどではなかったのかも?と偏屈な私は思うわけですよ。
歴史に残るような美談だからこそ映画としても映える気がするのですが、この映画の場合ですと、ある意味人間のリアルな一面を描写していると言えるかもしれませんが、そのおかげで全く感動することができませんでした。
この映画を鑑賞する予定の方がいました、美しいラブストーリーを想像して鑑賞しないことを勧めます。
あくまでも、病気を抱えた人の苦悩とか、それを支える家族、妻の苦悩、その果ての結末を描いた、美しくはない人間のリアルな一生の話です。
Mayu

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