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博士と彼女のセオリーのmiinaのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
3.9
障害があったり人生の色んなハードルはどれだけこちらが寄り添おうとしたり分ろうとしたところで当事者にしか分からないことはとても大きいから、分かろうとしても分からないことを理解しておくべきだと思った
この作品は重度の障害を持つことを美化せず苦しみを隠さずになるべく正直に見せようとしてたのが特によかった

すごく元も子もないことを言ってしまえば彼は"天才"だったから、こうやって成功して子と財を成して、半生を美しい一つの物語にできたのであって
"天才"として生まれられないまま重度の障害を持つっていうのは果てしなく酷だよな

エディの演技は本当に素晴らしかった
障害のある役を演じるって言うのは一歩間違えたら「馬鹿にしている」と捉えられて非難されてしまうけど、彼の演技にはリスペクトしか感じられなかった
でもそれはエディだけじゃなくて製作陣全員が敬意と愛を持って作品を作り上げたからだと思う
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