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博士と彼女のセオリーのtomoeのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
3.7
大学院で物理学を研究する天才学生スティーブン。彼は同じ大学で文学を学ぶジェーンに恋をする。2人は幸せな日々を過ごすが、程なくしてスティーブンはALSと診断され、余命2年と告げられる。別れを決意したスティーブンだったが、し女性は周囲の反対を押し切り、彼と結婚する道を選ぶ。子どもにも恵まれ、献身的に彼をサポートするジェーンだったが、次第に介護と育児と家事の疲労から彼と共に過ごす人生の限界を感じていくー。

実在する人物を元にした作品ということもあって、感動的な純愛なラブストーリーなんかではないけど、そこがリアルで2人の関係性が美しくもあった。
側から見れば、それはなしでしょ、、と思う部分がないといえば嘘にるけど、きっと2人にしか理解できない葛藤や苦悩がいくつもあったんだろうなと思う。
この作品が作られた時にはまだご存命だったとかで、余命2年と言われたにも関わらず、その後50年以上も生きることを諦めなかったその生命力、そして一人の学者としても素晴らしい功績をあげるその天才ぶりにはただただ脱帽。
彼がどんなに素晴らしい学者だったのかは私には計りきれないけど、ウィットに富んだユーモアのある人で多くの人から慕われる人間性を持ち合わせていたことは伝わりました。
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